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その数秒を被写体に

日常を主に綴っていく日記。バイクと釣りと、後趣味の雑文なんかが混ざる。

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世界崩壊のお知らせ5

「私が受けた寵愛を気に食わないと大伯母様に言われて、私は蔵に閉じ込められました」
「僕がうっかりお客様の着物にスープをこぼしてしまった時は、誰かに階段から突き落とされました」
「…あたしは…服を脱がされて、背中に焼きごて…を…押し付けられました…」
「俺は水攻めにあった。狭い地下室に閉じ込められて、目隠しをされて、ずっと天井から垂れてくる水を顔に受け続けた。結果、精神がボロボロになった…」
四人の証言は、どれも部下の躾とは言い切れない過剰なものだった。
途端に、暗い表情だった四人の様子が変わる。
「でも、あの時の大伯母様の顔ったら、見ものだったわよね」
「うん。助けてぇなんて声出してさ。」
「…いい気味だった…よね」
「ああ、なんてったって、あそこにゃ――本物の鬼がいるんだから」
ケラケラと四人は笑う。誰に見せるでもなしに、気味の悪い笑い方で。

「――という話を昔聞いたことがある」
「なによそれ…」
どうせ世界が崩壊するならと、オカルトスポットでも巡ることにした。一つ目、鬼の潜む洞窟、鬼隠洞。
「その話は、今から100年ぐらい前の話らしいから…」
「だから、なんなのよ…」
姉の身体は心なしか震えているように見えた。
「ここがその、大伯母を閉じ込めたって洞窟だ」
目の前に広がる大きな洞窟。
その風貌からは、特に恐ろしいといった感想は得られない。何しろ、端から見ればただの洞窟だ。洞窟自体は封鎖されてはいるし、入り口は頑丈そうな鉄柵に、洞窟の入り口上部に群生している樹木の根が絡まって見事に入れなくなっている。
「…こ、怖くなんか…ないよ…?」
肩が震えております。説得力がありません、お姉さま。
「ま、その話の四人も、どうなったかってのはわからず仕舞い。そんな伝説があったぐらいにしか語り継がれないさ」
怯える姉を落ち着かせながら、頭を掻く。
「さて、そんじゃ次、行きますか」
「え、どこ、行くの?」
「郷土資料館と旅館、どっちがいい?っても旅館なんざやってないだろうけど」
だったら旅館と、姉は即答した。
素直なとこだけは、昔から変わらない。

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貧乳は…!

タイトルはぶっちゃけどうでもいいわ。

眠くて脳が疲れてる。


一記。

明日から三重にいます。
更新は通常どおりー。

一記。

今日は昼に起きて山田氏のとこで三留のバイクの調整。

俺がやるのかよwwwwwwwwwwww
とか思いながらやってた。

久々の晴れ模様でした。
暑いですねやっぱり。

その後は入鹿池まで走って、そっからつりしてブルーギル相手に腹立つなwwwwwwwちくしょうwwwwwwwwwwwww
とか言って夕方帰宅。

ちょろっと部屋の片付けして、今。

明日の用意何もできてねえwww

どうする俺wwwww


でも眠い。

今からしようそうしよう。

一記。

コメントのレス。

toつっちー
おおー、久々じゃないか。
ん?ああ、うん。君から、家で聴くうんたらと言われても、水樹奈々ぐらいしか思い浮かばないよ君のイメェジ。
おとなしく、全部集めることを推奨します。音源だけでもいいけど、それじゃ楽しくないから、RomanとMoiraだけでもCD買え。
後イベリアな。っつーか、サンホラは一期と二期で好きと嫌いが大幅に分かれるから、気をつけたまえ。
Roman以前のCDで一期のものは、普通に手に入るので二枚だと思われ。これは黒ElysionとABYSS。
クロセカは売ってる店がなあ…どうだろ、わかんね。ヤフオクで面白い値段ついてるかもな。
Romanを含む、二期のCDならその辺で買える。Roman、少年は剣を、聖戦のイベリア、Moiraがあるね。
クロセカ以前のCDについては、現在既に廃盤です。というか同人時代のものなんで、まんだらけとかで探してください。
CD一枚に四万とか平気なら買って俺にプレゼントしてくれ。
とりあえず、誰か持ってる奴に借りるとか、どっかで音源だけ手に入れるとかするといいよ。
Moira買っとけ、とりあえず。
でもどの曲がどうこうとかは聞かないぜ?w
極端な話、聞きやすいかそうでないか、自分がそれを好きになれるかどうか、ぐらいならいいけどな。
例によって、お勧めはしない。
ちなみに、Revo名義で、リヴァイアサン、poca、霧の向こうに繋がる世界がある。どれもストーリーCDではない。


今ちょうど、コンサートやってる時期なんかな。今週からだったかな。
一回、行く機会があったけど逃したことがあるんですよ。
あれだ、三年のときかその辺か。こっちでやるって時にボスから話がまわってきて。
丁度そんとき、大須でみんなと買い物してたんだよ。うん。
そんときは、みんなを裏切ることはできなかったんだ…ッ!

とかいうのはおいといて。
いきてえなあ、コンサート。
ま、DVDで我慢するか。
まじめな話、行く金もなければ時間もない。ただでさえ、車校に行く時間が削られているのに。

一記。

琵琶湖で顔と同じでかさのブルーギルを釣ったのが十年前。
同じぐらいの大きさのブルーギルを釣った山田氏を見たのが今日。
久々に笑ったwwwくやしいwww


指先の皮がめくれてめくれて仕方がない。
何かしたかと思ったら、毎日アクセル回してる。
びっくりするわ。

今日も今日とてMoira流しっぱなし。
mixiじゃ考察スレが立ってるけど、なかなかに面白いともいかがなものかとも思う。
まー、人の考察見てるのは楽しいんだけどな。

一記。

たまには何も考えずに聞くのもいいんじゃないかなと思う。
そんな俺は、走りながら聴いてて、遥か地平線の彼方へで、妄想が激しくなりますよ、ええ。

その辺のスラッシュメタルより速度あがるわ。


一記。

発売日にイマジン行ったら、普通に初回盤並んでた。

どうでもいいことだけど、Moira聴いてて、若本の台詞が来るたびに、アナゴさんの顔が脳裏にちらつくんだ…俺病気かな…。

よっし、準備開始!




ばーい。

世界崩壊のお知らせ4

夜になっても両親は帰らなかったので、夕飯は外に食べに行くことにした。
とは言ったものの、どの店もやっていない。個人経営の店ならまだわからないでもないけど、チェーン店すらやっていない。この様子じゃあコンビニもやっていないだろう。
「ねえ…どうする?」
「どうするって…どこも開いてないからどうにも」
これでは暴動が起きても仕方がないだろう。少なくとも、今はまだ平気だ。
「…買い物もできないしな…仕方ない、こういう時は」
「こういう時は?」
「…盗る、しかないと思う」
えっそれって泥棒じゃない?と言いかけて、止まらずに言い切ってしまった。
「でも姉ちゃん、仕方ないよ。どこもやってないんだし…」
私は言い返す気力もなく弟についていった。

「あら…腕をあげたわねあなた…なかなかやるじゃない」
結局、あのままスーパーに行って、モノだけをとって――と言うわけにはやはりいかなかった。とってきたモノに対して、誰もいないレジにお金を置いてきた。
少なくとも、私の心の靄は晴れた、気がした。
「姉ちゃん出てってから、母さんが入院したじゃん。そん時に覚えたんだよ」
そうなのか。我が弟ながらやるなと感心した。
昼間の話については、はぐらかされたようなもので、結局私が納得するような答えはもらっていない。
まあ、短めとは言えども時間はまだある。そのうち聞ければいいやと私は思った。

「で、何故俺のベッドを陣取っているのでしょうか」
風呂上がりの弟は怪訝な顔で言った。
夕食の後、すぐに両親が帰宅した。何とか整理券は手に入れたぞと喜んでいた。
お風呂に入ってさっぱりした後に久々に家族四人が揃ったのでと、懐かしい思い出話に興が乗った。父は普段あまり喋らないくせに、自分の書斎から持ち出した酒を煽るなり饒舌になった。母はどうやらザルのようで、恐ろしいことに四升を平気で空けた。弟もどうやらザルのようで、静かに呑んでいた。
日付も変わりかけたころ、父は弟に担がれて布団に突っ伏して、母は後片付けをしはじめた。私はと言うと、もうベロベロに酔っ払っている。足取りがフラつくのも頭がクラクラするのも気のせいではないらしい。
そんな感じで今、弟のベッドに腰を落ち着けていた。
「ふふー、お姉ちゃんは酔っ払ってなんかいませんよ」
「出たよ酔っ払いの常套句…居間に布団持ってってあるからそっちで寝ろよ」
「いーやーでーすー、君と一緒がいいんですー」
「…俺が居間で寝るわ」
呆れて出ていこうとした弟の服を掴む。
「ちょっとー…お姉ちゃんを置いてどこ行くのー」
「不機嫌になる意味がわからん…姉ちゃんが俺のベッドで寝るって言うからだよ。俺だって自分のベッドで寝たいよ」
「だから一緒に寝るのー」
力任せに弟の服を引っ張った。
「わっちょっ」
そのまま弟は私の上に倒れこんでくる。
「…力ないの?」
「いてて…姉ちゃんが強引だからだよ…」
「ふうん…あは、何か私、押し倒されたみたいだ」
私はケラケラと笑って言った。
「はあ…もう知らんよ…」
「ふふ…」
意識が急に遠くなる。あ、眠る瞬間って――

「姉ちゃん…?」
急に大人しくなった姉に声をかける。返事はない。ひょっとして寝たか。
やっと解放される。ゆっくり立ち上がろうとすると、何かに引っ張られている感覚に気づく。
「シャツ伸びるんだけど…」
姉の手はシャツを掴んだままだった。
「…今日だけだかんな」
ゆっくりと姉の手をシャツからはぎとり、姉の隣に寝転がる。
んん、と姉が寝返りをうった。何だか顔を突き合わせて眠るのは恥ずかしかったから、寝返りをさせ返した。
「…本当に、俺に会いに来たんだな」
呟いて、姉を背中から抱くような形で眠った。




蝙蝠とひっそり

一記。

睡眠<食欲。

一記。

ってわけで寝る。

ばいばーい。

世界崩壊のお知らせ3

朝のニュースを見てから、半日が経った。両親は我先に地球外移住のチケットを手に入れようと憤慨しに役所に行った。役所で申請して、整理券をもらうらしい。何だかゲームの発売日みたいだ。
テレビには、国際空港や宇宙センターに殺到する人々の姿が映し出されていた。
各国の首相達は、二週間後の二十日にはもう地球から脱出するらしい。移住先は火星だそうだ。
まさか普通のスペースシャトルで行くわけではないだろうと思っていたら、バカでかい戦艦みたいな、それこそ大和や長門みたいなのが造られていたらしく、予め地球崩壊の情報を得ていた奴らはもうそれに乗り込んでいたみたいだ。奇しくも、その情報を持っていたのは富豪と呼ばれるぐらいの層の人間たちだった。きっと、スラム街や経済的に発展が著しい国の人々が、地球に残ることになるのだろう。
国はどこまで国民をコケにするのか。
働く人がいるから国の経済は潤って、循環するのに。

そんなことを考えていたら、一人暮らしをしているはずの姉が訪ねてきた。
「よっ」
でっかいカバンを一つ持って、玄関で降ろした。
「姉ちゃん…連絡もなしに帰ってくるなってあ」
「最後に顔見せに来たのよ」
姉はにっこりと笑って言った。自分でチャームポイントだと言う八重歯がキラリと光った。
「最後って…ああ、そうか」
いきなりすぎて面食らってしまったが、世界崩壊のニュースはデマてはないみたいだ。
「そうよー。お父さんたちはー?」
姉はズカズカと上がり込んでいる。勝手知ったる他人…元我が家だもんな、勝手知ったるではない。
「役所に整理券もらいに行ってるよ」
言いながら姉のカバンを居間に運ぶ。
「そっかー」
冷蔵庫から出したと思われる牛乳をラッパ飲みしてから、ソファに深々と座り込む。
「ねえ、本当にあの隕石、地球に衝突すると思う?」
神妙な面持ちで姉は言う。
「まあ…あんだけ大々的にやるんだから、本当なんじゃないの?」
「ふーん…君は肯定派か」
何やらニヤニヤしながら姉は続ける。
「ちょっとこっちおいで」
ソファに半分ほど横になった状態で、姉に手招きをされる。
何の気兼ねもなしに、ソファの反対側、姉の足元に座った。
「…そっちじゃない、こっち」
何だか少しムッとしているようだ。仕方がないので反対側――姉の顔のある方に座る。
「気が利かないんだから――」
言われながら、起き上がった姉に抱きしめられる。座っていたせいか、胸がちょうど顔の位置にきて息苦しい。
「なんてねー、久しぶりだねぇ、元気にしてたの?たまには連絡ぐらいくれてもいいじゃないのよ」
うりうりと頭を撫でられる。姉は俺に甘い。これは単なるスキンシップの一種で、姉に会う度にされる。昔、まだ姉と一種に住んでいた時からの名残だ。
「…くるしいってば」
枯れたような声を出して対抗すると、姉のスキンシップは終わり、俺は解放される。
「あは、やりすぎ…てはないね」
ニコニコとした笑顔になれば、姉は誰にも危害を加えたりはしない。
「ふう…で、本当は何しに帰ってきたの」
ギクリとわかりやすい擬音を口から出して、姉は硬直する。
「なん、のこと、かな…?」
「や、いつもじゃん。姉ちゃんが連絡なしに帰ってくる時って大抵なんかあるじゃん」
ギギギと姉は言った。
「…素直な姉ちゃん、好きなんだけどな」
聞こえるか聞こえないかの声量で俺は言う。姉の耳がぴくりと動いたのが見えたから、きっと聞こえているだろう。姉は俺をおもちゃか何かと勘違いしているか、そうでなかったら惚れられているか…どちらにせよ、事後処理なんかは大変そうだ。
「じ…実は」
「実は?」

「弟に、会いに来たんだ」


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