気がつけば、白い天井にベッドと小さな棚がひとつだけある、殺風景な部屋。
服も、見たこと無いものを着せられている。
どこかで見た覚えがある。
そうだ。
ここは病院だ。
右腕に、点滴のチューブがつながっていた。
それほどあたしは眠っていたのだろうか。
いや、そんなはずはないような気がする。
何をしていたか思い出そうとすると、頭が痛くなってくる。
無理に思い出すのも危なそうだ。
そもそも、あたしの名前はなんだったろうか。
思い出せない。
ふと枕元に、花束が置いてあることに気付く。
朝倉観月様―。
観月?
誰のことだろう。
思い出せない。
一記。
こんばん。
今日は何をしたかって。
クラッチレバーをとっかえてもらったのとか。
ああ、眠くて書けない。
後よろしく!
再見
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