クロスロオド 九巻より抜粋。
一記。
今日は久々にばっちゃと二時間もお話。
御年七十五歳になられます。来週ですけど。
そんなばっちゃと、古い話を。
うちの爺様の兄弟はみな、四十代で逝去されているのですが、爺様だけは六十半ばまで生きておられました。
長生きしたほう、らしいのです。
これが爺様の家系。
対するばっちゃの家系は、みな八十、九十まで生きたのちに逝去なさっているという。
真面目で器用貧乏な爺様のことを思い出すと、もっと一緒に笑ってたかったなあと思う次第ではありますが。
そんな爺様の家系で、娘である俺の母が四十五で他界している。
これらは、爺様の父にあたる人が獣を殺したり狩ったりするような仕事についていたから祟られているのだと聞いた。
まさかそんなことがあるはずもないとか思う人は色々と調べてみるといい。
実際にそういうのはあるからである。
実体験とかなじゃないけどね。
一記。
まあ、そういうのはおいといて。
眠たいですね。
なんか近所でひき逃げがあったみたいで。
怖いなあ。
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