それで、最後にするから。
彼はそう言って、小箱を取り出した。
それは小さなオルゴォル。
蓋を開いて流れた音は、低く、しかし優しい音だ。
「さて、このオルゴォル、私めが幼少のころに、今は亡き祖父から授かったものであります」
小さな小さな音が、広場を囲む者たちの耳に届く。
それも、ゆっくりゆっくりと。
「父も母も、兄弟も。戦で亡くした私めにとって、これはとてもとても大切なもの。なぜなら、これには思い出がありますゆえに」
全ては語りますまい、彼は歌いはじめた。
オルゴォルの旋律に乗った、華麗なる歌声。
それは、響いた。
それは、風を凪いだ。
それは、聴くものの心を包んだ。
それは、それはとても−−
その夜、彼は語り継がれることになった。
世界の端で歌う男の話。
一記。
一記。
本音でいこう。
書きたいことを書けないのは、辛いだけだ。
そう、俺の中の俺が言っている!
かつて、友と呼ばせてくれた君へ。
見ていてくれれば、だけどさ。
「ごめん」
たった、一言しか、言えなかったけど。
階段越しの、一時。
返してくれた言葉、聞き取りにくかったけれど。
許されることはないだろう。
許してくれと懇願することも、できない俺にとって。
その言葉は、救いです。
いつか、また、何処かで会えたら。
一記。
あー、あれ。
忙しくなる、って書いたのは嘘。
もう最初っから嘘っぱちです。
連絡してくれればきちんと返せる状況にいます。
いいじゃねえか、たまには。
誰とも連絡とりたくねえ時ぐらいあるんだよ。
一記。
本音って書いたからには、言いますとも。
面倒ごとばっかり起きやがってよー。
起こしたのは俺か?
俺だけのせいじゃねえだろうが。
ニットの旦那の件は別として。
とりあえず、ほら。
一記。
色々あんだけどさー。
言いたいことも言わずに、書きたいことも書けずに。
それが嫌だから、今日はこんなですよ。
文化祭、後一日残ってます。
ええ、個人的にはKNOCKNOCKととんぼ玉ぐらいしか応援してませんし、いいんですけど。
この二つは特に面白かったですよ。
贔屓してるわけじゃないですけどね。
この二日間、くっそ詰まんなかったです。
いや、面白いものはあったよ?
楽しかったよ?
ちげーよ、そーじゃねーの。
自分が張ってる意地とかね、そーいうのも含めてね。
居心地が悪かったんですよ。
ええ。
できることなら、どっかからやり直したいですよ。
ええ、嘘でもなんでもない。こればかりはね。
つっても、もう話半分も聞いてもらえねーかもしれねーけどさ。
これが嘘だって証拠も、そうじゃないって確執も何もねえだろう。
真っ向から行くのは面倒くさくてさ。
こうやって、書くことにした。
これを手抜きと言うか?
なんとでも言っておくれ。
見捨ててくれても構わんさ。
もう嫌なんだぜ、本当。
昨日だって今日だって楽しめてない。
今日はまだ、一緒にいてくれた奴がいた。
動かなきゃ、って、思った時に、そいつのお陰もあって動くことができた。
そいつは、自分から何事もなかったかのように話しかけてみればいいじゃない。
って言ってくれたけど、それができない。
やろうともしていないけれどな。
寂しいんだ、うん。
ごめん。
勢いだけあっても、結局は、それなんだ。
どうにもな。
このまま年末まで突っ切ろうかと思ったけど。
本音、って、書いたし。
くっだらねえなあ、おい。
笑ってくれればいいさ。
一記。
さーて、と。
こんな、中途半端に書いたら、またどうせ夜中に電話でもメールでも来るだろうな。
まーた説教くさいコメントもつくだろうな。
嫌だな。
面倒くさい。
明日起きれないの嫌なんですよーう。
とか、言うだけ言ってみよう。
電話かかってきたら、煙々羅が流れるだろうねえ。
まだまだ、悩みきれてないってことでもあるんでしょうかね。
悩むのが一番だるいと思っていますよ。ええ。
はは、まあ、そんな感じでさ。
全部捨てるような勇気はない。
覚悟もねえな。
あるのは、俺っていう、要素だけ。
今俺をつくっているものは、何か。
KNOCKNOCKで、NS−50Fって書いてきたけど。
実際、わかってない。
ま、ね。
自分探しに行きますよ、そろそろ。
俺の世界には神様も閻魔大王もいなくてだな。
どっちも、最初からいねーんだ。
さて、と。
そろそろ譲れないものとか見出さないとな。
一記。
明日は、今年度の文化祭、最後の日。
娘(姉)が頑張るそうです。
それが、明日の目玉だと思っております。
さーて、じゃあ。
戯言始めますか。
殺して解して並べて揃えて――晒してやる。
いーちゃんと、零識こそ。
いいコンビになると思っています。
ばーい。
ありがとう
この記事にトラックバックする