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その数秒を被写体に

日常を主に綴っていく日記。バイクと釣りと、後趣味の雑文なんかが混ざる。

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forest

深夜三時をまわったころに、ふっと空腹感に気づく。そういえば、夕飯からこちら、何も口にしていなかったことを思い出す。
普段が普段なので、一日に四食摂ることもある。まばらな生活のうえでの、一種の境地であるのかもしれない。明日の天気が雨だと聞いてげんなりして、いつまでも消化しきれない本を読む作業に入る。
その前に空腹を満たすために、フリーズドライのミネストローネをつくる。世の中って便利になったもんだ。
たかがフリーズドライ、されどフリーズドライであった。
明日の予定は、特に決めていないけれど、雨が少しでも止んだら出かけよう。誰もいないよりは、いた方がいいのだけれど、いきなりの呼び出しに答えてくれる相手も僅かだし、まず唐突すぎてどうしたのだろうと言われてしまうかもしれない。
そういった点を踏まえた上で、私は一人で出かけていく。
気が向けば、どこにでもいける足がある。たとえ一人でも走り出したら問題は何もない。そのくせ、一人が嫌な時は友達なんかいねーんだよなあと独り言のように呟く。まるで、子供のように構って欲しいのだと言わんばかりに。
春の匂いも芽吹く花も、立ちすくむ私に君を連れては来ない。と、歌った歌があった。もう十年ほど前の歌になる。あのころの私は何を聞いていたのだろうか。好きなアニメのラジオを聴いていた覚えがある。それゆえに、たまに夜中のラジオを聴いていた。面白いと思ったのだ。
今じゃ、みんなPCに移り変わってしまった。それでも、ラジオリスナーの絶対数が減ったわけではないから、番組は今まで通りに増えたり減ったりしている。一日中、絶えず流れているラジオは、あのころの私にとってはとてもよいものだった。
私が自ら興味を持った音楽は、パンクであった。邦楽なんか、流行の曲を聞くことなんてないし、まずテレビなんか見ることがなかったのだ。親と一緒にドラマを見ていた記憶はある。眠れる森、あなたの隣に誰かいる等が記憶にある。頭のよくなるさばカレーの、コーチも見ていた。ヒーローやら、さんまの出ていた空から降る一億の星、だったかのドラマも見た。
それでも、流行の曲は気に入ることなんてなかったし、それまで聞いたことのあったものはといえば、七十年代のフォークソングが中心だった。もちろん、親父の趣味である。バンバンのいちご白書をもう一度や、神田川、22歳の、とにかくそういった時代のどこか物悲しい曲が好みだった。
小学五年生のある日、親父の出してきたCDにあった、XJAPANのシングルコレクション。それが火種となったのを覚えている。今のヘヴィメタ好きは、そこから来ているのだと思う。次に音楽に興味を持つのは、中学三年のころだ。
夏休み、本屋に平積みにされていたトリニティ・ブラッドの小説を、思わず表紙買いしてしまった。それを読みながら聞いていたのが、パンクオーラマという、オムニバスのCDだった。
エピタフというレーベルが出している、二十曲前後入って、1050円のCD。
それが小遣いで買える範囲だったので、ジャケットも気になることながら、購入した。水色のバックに、人の絵が描かれているジャケットだ。
これは相当なものだったと記憶している。その当時のこれから流行るであろう、若しくは向こうの国で流行っているパンクというジャンルの曲ばかりだった。厳密に言えば、ロックというジャンルで括られてしまうが、これは日本におけるパンクとはまた違う曲調のものばかりだった。
ミレンコリン、NOFX、バッドレリジョンなどのバンドが奏でる曲は、俺を燃え上がらせたのだった。
このCDに関しては、毎年一枚というペースで出ていたので、10までそろえ、その後に出たアンサウンドというタイトルの同じ目的を持ったCDも手に入れた。これらのCDは、どれをとってもいい曲ばかりだ。
そして、その秋、斉藤の持っていたアイアンメイデンのライブCD、ロックインリオを借りた時が最高潮だった。
斉藤曰く、何かよさそうだから買った、と言っていたのだが、周りの反応はどうにもこうにも、斉藤君メンバーも知らないのに買ったの?とか、そういうのばっかりだった。別にそれでもいいと思っている。だって、そっから好きになればいいのだから。
それをMDに入れて、毎日聞いていた。それがあったからこそ、今の私がある。
同じぐらいの時期に、黒夢のCDも手に入れた。今でも聞いているし、たまにカラオケで歌うぐらいだ。その度に、どうした、何か辛いことがあるなら言えよ、と言われてしまう。叫んでいるだけなのだが、といつも思う。
高校に入ってからは、最初の春に購入したCD、タイトル忘れたけど棚につっこんであるやつをずっと聞いていた。これは母も弟も気に入って、とても頻繁に聞かれていた。そうそう、このCDにはメジャーデビュー前のエルレガーデンの曲とか入ってたりする。英語の発音は、どっちかというと流暢な感じがした。
二年生にあがったときにできた友人が、V系の曲を聴いてみたい、だとかなんだとか言い出した。興味があるって言ってただけかな、覚えてないけど。そいつと一番仲がよくて、よく一緒にいた。一緒に買い物に行った時、名駅の新星堂の視聴コーナーで、陰陽座のCDを見つけた。
最初に視聴した、わいらのイントロがかっこよすぎて吹いた。もう、そっからだった。
友人曰く、自分はあんまり……とか言ってた。いいんだ、わからなくても、と今は思う。わかるやつがわかればいいさ。でもみんなが聞こうと思えるならもっといいんじゃないかとも。
結局、多少そいつの影響もあって、ナイトメアとガゼットの初期音源は探しだしたし、聞いた。PCがある生活って便利。もう手元には、そのあたりのデータは残っていない。
正直、四曲を三枚にわけて、ジャケット違いで販売とかするところに萎えた。それだったらアルバム買うよぐらいの勢いもあった。でも結論としては、集めたい、というのが念頭に来るので買ってしまう流れ。
陰陽座に関しては、ある程度のCDは手に入れたにも関わらず、シングルCDがない。いつか手に入れられるとよいかなと思っている。
そうした感じに、陰陽座の雷舞にも参戦しだして、絶好調だった。
思えば、小五のXJAPAN。
中三の時のパンクオーラマ。
そして、高校での陰陽座。
それらなくして、今の私が語れようか?答えは否であろう。どういう流れなのかよくわからないが。
そもそも何故こんなことを書いているのかといえば、ミネストローネを飲みつつもう寝ようと思っていたのだが、何かを書こう、と思い日記更新画面を開いたのだ。
それで、今の状況に嘘を絡めつつまた新たなものをつくりだそうと思ったのだが。
自分語りになってしまった。どないしよう。
また機会があれば、こんな話も書こうと思う。
ここを見てくれてる方がいて、少しでも私のことを知りたいと思うのならば、コメントにでもメールででも、何かこうこう、こうだった時のこととか、ほかに好きなものはとか、ごにょごにょの話とか、言ってくれればある程度は何でも書きます。
ただ、包み隠さずとは言えないところもあるのだけれど。そこはほら、一人のにんげんとして、ね。
やましいことはないのだけれど、してきたことにやましいことがあったりすることもあるわけです。
それすらも、笑い話にできるのだけれど。
まあ、それじゃあこの辺りで。
ひとつの不安を抱えつつ。





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Comment

無題

  • れーあ
  • 2010-03-09 15:21
  • edit
雨やだやだ

私の始まりはGLAY、SOPHIA、L'Arc-en-Ciel
全てがお兄ちゃんの影響
今元気なのはガゼットさんのおかげ
音楽っていいよね
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