眠たくて、九時過ぎにはベッドに入って。
夜中のグレンラガン(再)を見るために起きた。
一記。
グレンラガン熱い。
超絶熱い。
一記。
果たして亡霊はいつまで俺の中に巣くうのか。
というのも、相変わらず夢見が悪いからのことだ。
更にこの後眠るから、余計に悪い夢を引き続き見そうだ。
一記。
そしてその亡霊は一体誰の亡霊なのか。
見慣れない研究施設。
穏やかな日だったはずの午後だろうか。
武装した兵士たちが施設になだれ込んで来た。
パニックを起こす研究員たち。
兵士たちは各々の手に持つ重火器で施設を破壊していった。
研究員たちにもその魔手は伸びた。
俺はタイミングを見計らって、ある部屋に入っていく。
この部屋にあるものこそ、彼らの狙うものなのだろうという確信があったからだ。
それを手にとり、そこから出た。
いつの間にか彼らは姿を消していた。
一つの部屋に、憔悴しきった研究員たちがかたまっていた。
誰一人として会話することなくそこにいた。
一人だけ、そこには属さない形で座り込む女性がいた。
歳は同じぐらいに見えた。
白衣を着た研究員たちの中でも、私服を着ているのは俺と彼女ぐらいだった。
俺はそこにいることができなくなってしまっていた。
明らかにこの空気は俺が原因でつくられたもの、という認識があったからだ。
詳しい話はわからないがそういうことらしい。
彼女を連れて外へ出る。
武装した兵士たちは姿形もない。
振り返ると、見知らぬ駐車場に出た。
彼女はいなくなっていた。
見知った顔触れがいて、俺は話をしていた。
誰もが話をしていて、和気あいあいとした空気が流れていた。
視界の端に、もう久しく見ていない人物が映る。
親父だ。
おい、あれ。と、一人が俺に声をかけた。
ああ、わかってる。そう返事をして、やり過ごした。
幾分も経たぬうちに俺は思いも寄らぬ事象に巻き込まれる。
そこに現れたのは紛れもなく俺だった。
俺が目の前にいる。
だが俺はここにいる。
矛盾した空間、まるでこれは夢のような。
俺は意を決して俺の前に陣取った。
何も言わずとも俺は、俺の言いたいことをわかっているようだった。
牽制したつもりだった。
握った拳は当たらなかった。
だがそれの痛みはどこにもいかなかったわけではない。
俺が殴ってきた。
凄まじく痛い。倍の痛みを感じた。
痛みに耐えつつ、親父と向き合った。
自分を殴れた。ならば親父だって殴れるだろうと、高をくくったのだ。
ところがどうだろうか。
いざ殴ろうと目の前にすると、途端に涙が溢れ出す。
俺はどうしたのだろうか。
夢の中で泣いて目が覚めた。
幸いというか、今回は泣きながら目を覚ましたわけではなかった。
正直、困惑している。
一体全体、俺はどうしたというのだろうか。
一記。
そんな夢を見た。
悲しかったのか、寂しかったのか。
どちらにしても夢見が悪い。
そろそろ死ぬのだろうか。
一記。
グレンラガン劇場版の制作が進行中だそうです。
秋公開だとか。
見に行かなきゃ。
亡霊よ、その姿を見せておくれ。
一記。
ばーい。