その数秒を被写体に

会話記録。


「大学やめて働けば、すぐに貯まるんだろうけどさー」

「たかがバイク一台のためにか」

「でも、乗りてえじゃん？」

「…俺は、やめろやめろとは言わんぞ。俺の人生じゃないからな、人が決めることじゃねえ」

「そうなんだけどさ…でもさー」

「俺は返したぞ、月に五万ずつ。」

「そりゃ、お前は稼げるあれがあったからで…ちげえな、俺もやればできるんだよ、やらないだけでさ」

「…」

「いっつも言うだけ言って何もしなくてさ、それで済ませちゃって」

「…まぁ、お前、目標立てろ」

「目標、か」

「おう、立てろ。俺だってこいつが欲しかったから頑張ったんだよ」

「…ん」

走り去るバイクを見て、思う。
目標、か。


一記。

水曜日。
三限まである日。

一記。

原付のクラクションをとめている鋼が割れたので、山田氏に連絡。
で、ホームセンター行って色々買って、メンテ。

一記。

デッキは、ビッグマナにした。
名前募集中。

一記。

タイトルのジレンマは、つけた時点では何かそれに関連したことを書こうと思っていたのだが、ほかのことを書いていたら忘れてしまった。

一記。

目標、か。

ハードルは、どれぐらい高い方がいいんだろうか。

期限とかも、つけたほうがやりやすいかな。

遊ぶ金から、削っていかなきゃな。

欲しいバイク、あるんだよな。

そいつのために、頑張れるかって、話なんだよな。

見たいんだよな、あいつらの見てる世界。

時分が特出したものを持ち合わせていないから、そう思うのか？

いつも、他の誰かがもっているものに興味を惹かれて。

一記。

そうそう、欲しいバイクはこれ。

相変わらず、携帯から見れるかどうかは不明。

一記。

ああん、難しい。

ばーい。